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2025/05/13
受賞
【受賞】薬剤学分野(現:生物有機化学分野)5年 鈴木喬介氏が日本薬学会第145年会にて学生優秀発表賞を受賞しました。
【学会名】日本薬学会第145年会
【受賞演題】変異型SARS-CoV-2を高効率で中和する共有結合型ACE2-Fcの開発
【賞名】学生優秀発表賞(ポスター発表の部)
【受賞者】鈴木喬介(薬剤学分野(現:生物有機化学分野)5年)
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)には、ワクチンや抗体が有効でない種々の変異株が出現しています。そこで感染を担うウイルス表面のスパイクタンパク質中、変異株間で保存性の高い特定のアミノ酸残基に着目し、そこに共有結合するよう設計したデコイ受容体タンパク質(共有結合型ACE2-Fc)を開発しました。共有結合型ACE2-Fcはウイルスの弱点となる部位に確実に結合して感染を防ぐため、様々な変異株に有効な新規治療薬への応用が期待されます。なお、本演題は、約3800演題中60演題のみが選出された講演ハイライト集にも掲載されました。