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2026/10/01

受賞

医療薬学分野 奥羽華乃子特任助教の胎児暴露予測研究が第42回日本TDM学会にて若手優秀演題賞を受賞しました。

【発表タイトル】妊婦―胎盤―胎児Physiologically Based Pharmacokineticモデルによるソタロールの胎児暴露予測と胎盤透過性パラメータの影響評価

胎児頻脈性不整脈は、持続する頻脈により胎児心不全や胎児水腫を来す可能性のある疾患です。治療法は母体および胎児の状態に応じて選択され、経胎盤的薬物治療または帝王切開による早期分娩が行われます。経胎盤的薬物治療の有効性は以前から知られており、2010年7月から高度医療として実施されてきました。さらに、2024年9月からはソタロール、ジゴキシン、フレカイニドが保険診療で使用可能となり、日本で初めて内科的胎児治療が保険診療として実施可能となりました。これは胎児治療における大きな進歩であり、これまで以上に胎児への有効性と安全性を考慮した適正投与が求められています。しかしながら、既存の薬物動態学的推定法には不確実性が存在し、胎児曝露予測にどの程度影響するのかについては十分に検討されていません。そこで本研究では、妊婦-胎盤-胎児統合PBPKモデルを構築し、ソタロールの胎児曝露を予測するとともに、Caco-2由来胎盤透過性パラメータの不確実性が胎児/母体血漿濃度比(F/M比)の予測精度へ及ぼす影響を評価しました。