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2026/06/25

受賞

【受賞】生物有機化学分野博士後期課程3年 金子皓氏が第149回日本薬理学会近畿部会にて優秀発表賞を受賞しました。

【学会名】第149回日本薬理学会近畿部会
【受賞演題】 VIP受容体2選択的阻害ペプチドKS-133はケタミン誘発統合失調症モデルの行動異常を抑制する
【賞名】優秀発表賞(Young Investigator Award)
【受賞者】金子皓(生物有機化学分野 博士後期課程3年)

神経ペプチドVIPならびにPACAPの受容体の一つであるVIP受容体2(VIPR2)の遺伝子重複は、統合失調症と強く関連することが明らかになっています。私達のグループは、世界初の選択的VIPR2阻害ペプチドKS-133を創製するとともに、その脳移行性を高めるため、経細胞輸送を担うLRP1の結合ペプチドを搭載したナノミセルを開発してきました。本研究では統合失調症のグルタミン酸機能低下仮説に基づく動物モデルを作製し、KS-133が認知機能障害や抑うつ行動、無快感症、行動感作を抑制することを明らかにしました。これらの成果は、VIPR2の阻害ペプチドが、未だ治療法のない統合失調症の認知機能障害や、既存薬の効果が乏しい陰性症状に対して有効な治療薬となる可能性を示すものとして、高く評価されました。今後は、VIPR2の阻害による効果のメカニズムを解明したいと考えています。