概要
【学会名】日本薬学会 第141年会
【受賞演題】茶由来成分エピガロカテキンガレートの抗アレルギー作用に関する基礎的検討
【賞名】学生優秀発表賞（ポスター発表の部）
【受賞者】小西佑磨（薬剤学分野 博士前期課程2年）

エピガロカテキンガレート（EGCg）は、茶葉に豊富に含まれるカテキン類の一つで、抗アレルギー作用を有することが知られています。今回、小西佑磨氏らは、鼻炎アレルギーモデルマウスにEGCgを経口投与したところ、その消化管内代謝物が鼻腔内でのヒスタミン遊離抑制に基づいて抗アレルギー作用を示している可能性を見出しました。本成果は、EGCgが抗アレルギー作用を示すそのメカニズム解明に有益な情報を提供するものであり、この点が高く評価され、受賞に至りました。