第75回　日本薬学会関西支部総会・大会（令和7年10月4日）
「肝臓におけるLPLAT14の高発現が高脂肪食負荷マウスに与える影響に関する検討」
第75回日本薬学会関西支部総会・大会 優秀ポスター賞
堀　翔（分子生物学分野　学部4年）
Lysophospholipid acyltransferase 14（LPLAT14）は近年同定されたリゾリン脂質アシル転移酵素であり、in vivoにおける機能や糖・脂質代謝との関連性については明らかとなっていません。本研究では、改良型アデノウイルスベクターベクターを用いて肝臓においてLPLAT14を高発現させ、高脂肪食負荷マウスにおけるリン脂質組成、糖・脂質代謝、肝障害への影響を検討しました。そして、肝臓におけるLPLAT14高発現が、リン脂質の脂肪酸組成の変化を介して高脂肪食負荷による肝障害を軽減可能であることを見出しました。