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2025/05/19

受賞

【受賞】医薬合成化学分野 学部4年 水町 拓海 氏が日本薬学会第145年会にて学生優秀発表賞(ポスター)を受賞しました。

【受賞演題】
分子状酸素を用いるビシクロ[1.1.0]ブチルアミドの酸化的開裂/ヘテロ環形成の連続反応
【受賞者】
水町拓海 (医薬合成化学分野 学部4年)

ビシクロ[1.1.0]ブタン (BCB)は、2つのシクロプロパン環が縮環した二環式化合物であり、そのひずみ構造に由来する特異な反応性を有しています。この高いひずみエネルギーにより、BCBは開環反応が容易に進行するだけでなく、ビラジカル性も有しています。このような多様な反応性を活用した反応が近年開発され、シクロブタンや二環性化合物のビルディングブロックとしての利用が期待されています。我々はBCBへの求核付加を伴う開環反応を基盤に、スピロシクロブタン構造を有する新規ヘテロ環化合物の合成に成功しています。本研究では、BCBのビラジカル性を活用した新たな分子変換の開発を目指し検討したところ、BCB誘導体からオキサゾリジン-4-オン誘導体が得られることを見出しました。