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2025/02/05
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【受賞】附属化合物ライブラリ―・スクリーニングセンター、細胞生理学分野 辻川和丈教授、平出祥啓特任研究員(常勤)が内閣府「第7回日本オープンイノベーション大賞」において文部科学大臣賞を受賞しました。
【受賞演題】
老舗粘土メーカーと大学との連携で誕生した革新的3次元細胞培養技術の開発
日本オープンイノベーション大賞は、スタートアップや中小・大企業、大学、行政機関の連携など組織の壁を越えて新しい価値を生み出す「オープンイノベーション」の模範的な取組を政府が表彰するものです。
今回、大阪大学薬学研究科 創薬サイエンス研究支援拠点附属化合物ライブラリー・スクリーニングエンターで実施しているAMED『生命科学・創薬研究支援基盤事業(BINDS)』においてクニミネ工業株式会社との共同研究・研究支援による研究成果が「第7回日本オープンイノベーション大賞」において文部科学大臣賞を受賞しました。
がん創薬研究では培養がん細胞が重要なツールとして用いられていますが、がん細胞を生体内と同じ3次元状態で細胞培養を行うためには、高価な培養液や特殊な培養容器が必要となります。辻川和丈教授、平出祥啓特任研究員(常勤)らの研究グループは、合成粘土ナノ粒子を培養液に添加して培養することにより、通常の培養液と安価な接着プレートの利用でも、効率よく3次元がん細胞スフェロイドを形成させることを可能としました。
生命科学分野の3次元細胞培養における課題解決に、産・官・学連携で取り組み、製品化に至った実績が評価されこの度の受賞となりました。