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2024/12/25

受賞

【受賞】臨床薬効解析学分野 博士後期課程3年 冨松聖史氏が第34回日本循環薬理学会学術集会にてYoung Investigator Award (YIA) を受賞しました。

心筋梗塞は心不全の主要な発症原因の1つであり、梗塞後に発症する心不全は治療抵抗性を示すことから新たな治療戦略の開発が望まれています。心筋梗塞発症から心不全へと至る過程である心筋リモデリングでは、好中球やマクロファージなどといった骨髄由来免疫細胞が重要な役割を果たすことが知られています。しかしながら、それらの機能の詳細については不明な点が多く、完全な理解が得られていません。
本研究では、1細胞単位で遺伝子発現を解析する技術を利用して、機能が明らかとなっていない骨髄由来免疫細胞を新たに同定しました。さらに、新たに見出した細胞集団は心傷害的な作用を発揮することで心筋リモデリングを制御していることを明らかにしました。本研究成果は、今後の心不全治療開発の一助となることが期待され、本受賞に至りました。