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2024/07/23

受賞

【受賞】毒性学分野 学部5年 出原若葉氏が第51回日本毒性学会学術年会にて学生ポスター発表賞を受賞しました(2024年7月5日)。

マイクロプラスチック(MPs)は直径5 mm以下のプラスチック粒子であり、特に1 µm以下のものはナノプラスチック(NPs)と定義され、環境中の至る所に存在しています。近年、MPs/NPsはヒトの体内から検出されていることからも、ヒトはその曝露を避け得ません。また、環境中のMPs/NPsは紫外線や波などにより劣化し、サイズや表面性状などの物性が変化することが知られています。微粒子は一般に、その物性によって体内動態や細胞内動態が異なることが知られており、本研究では物性の中でも表面性状の劣化に着目し、MPs/NPsの細胞内動態の解明に向け、その評価基盤構築を試みました。その結果、表面性状の劣化を反映するポリエチレン(PE)の蛍光標識法を樹立し、劣化したPEがより細胞に取り込まれ得る可能性があるという知見を得ました。以上より、表面性状の劣化に着目したMPs/NPsの細胞内動態解明に向け、新たな知見を得たことから、本学会にて発表を行い、今回の受賞に至りました。