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2024/06/25

受賞

【受賞】生体構造機能分析学分野 博士後期課程1年 関口健昌氏が第48回有機電子移動化学討論会にて優秀ポスター賞を受賞しました。

第48回有機電子移動化学討論会(令和6年6月21日)
「メカノケミカル生成二酸化塩素を用いたスルフィドの固相酸素化」
優秀ポスター賞
関口 健昌(生体構造機能分析学分野 博士後期課程1年)

二酸化塩素は強い酸化力を持つ活性ガスであり、亜塩素酸ナトリウム水溶液に酸を加える安価で簡便な手法により調製できるため、殺菌剤や繊維の漂白剤としての用途のほか、有機合成における酸化剤としても広く利用されています。しかし従来の二酸化塩素を用いた溶液反応では、反応系中に存在する有機溶媒自身が酸化されるなど副反応の進行が問題となっていました。そこで本研究では二酸化塩素を用いた新たな反応場の開発を目指して無溶媒条件での反応を可能とするメカノケミストリーに着目し、メカノケミカル反応による二酸化塩素生成法の開発、およびこのメカノケミカル生成二酸化塩素を用いたスルフィドの固相酸素化を達成しました。これらの結果について本討論会で発表を行い、メカノケミストリーを用いた新たな反応開発が評価され、今回の受賞に至りました。