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2024/05/13

受賞

【受賞】生物有機化学分野 博士前期課程2年 丸山陸斗氏が日本薬学会第144年会にて学生優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました(2024年4月23日)。

<概要>
日本薬学会第144年会(2024年3月28日-31日)
「構造自由度の制限による8–17DNAzymeのRNA切断活性への影響」
学生優秀発表賞(口頭発表の部)
丸山 陸斗(生物有機化学分野 博士前期課程2年)

DNAzymeは、触媒機能を持つ1本鎖DNAです。RNA切断活性を持つ8-17 DNAzymeはX線結晶構造解析からRNA結合時の全体構造がV字型になっていることが知られています。我々は、この構造が真に活性を示しやすい構造であるかを実験的に確認することで、より高活性なDNAzymeの開発に繋げられるのではないかと考えました。具体的には、8-17 DNAzymeの構造自由度を制限する手法をとり、RNA切断活性にどのような影響が現れるかを評価しました。その結果、構造自由度の違いによって活性に差異が認められることが明らかになり、8-17 DNAzymeには活性を示しやすい特定の構造が存在する可能性が示唆されました。今後はこの構造の詳細、そして活性に差異が認められた要因を追求していきたいと考えています。