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2023/12/25

受賞

【受賞】薬剤学分野 博士前期課程2年 片平海雅氏が第97回日本薬理学会にて学生優秀発表賞(ポスター)を受賞しました(2023年12月16日)。

〇概要
第97回日本薬理学会年会(令和5年12月14日~令和5年12月16日)
【演題名】神経ペプチド受容体VIPR2遺伝子のコピー数変異モデルマウスは超音波発声の変化と社会性行動の低下を示す
片平 海雅(薬剤学分野 博士前期課程2年)

神経ペプチド受容体であるvasoactive intestinal peptide receptor 2 (VIPR2)遺伝子のコピー数増加は、統合失調症、自閉スペクトラム症(ASD)のリスク要因であるが、それらの発症あるいは病態に関わる詳細なメカニズムは明らかになっていない。本研究では、大腸菌人工染色体ベクター技術を利用して独自のVIPR2コピー数変異マウスモデルを作製し、本マウスが、幼若期において母子分離誘発啼鳴反応(超音波発声)の異常を示すこと、また成熟期においては社会性行動の低下を示すことを発見した。これらの行動学的変化は、ASDの主症状であるコミュニケーションの障害や社会性の障害を反映すると考えられ、VIPR2コピー数変異マウスは、発達障害や精神疾患の病態分子基盤の解明に有用なモデルになることが期待される。