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2023/12/06

受賞

【受賞】生体構造機能分析学分野 博士後期課程1年 鑓水星奈氏が 2023ハロゲン利用ミニシンポジウムにて優秀ポスター賞を受賞しました。

2023ハロゲン利用ミニシンポジウム(令和5年12月1日)
「二酸化塩素光酸化法を用いたグラフェンの酸化改質及び機能化」
優秀ポスター賞
鑓水 星奈(生体構造機能分析学分野 博士後期課程1年)

グラフェンはsp2炭素からなる単原子厚のシート状化合物であり、高い透明性と機械的強度から様々な応用が期待されています。また、グラフェンを適切に酸化して得られる酸化グラフェン(GO)は高い親水性に加え、導入酸素官能基を利用したさらなる化学修飾が可能であることから、その簡便かつ高精度な合成法が求められていました。本研究では二酸化塩素への光照射をカギとする独自の酸化修飾法を活用し、基板上に担持したグラフェンを直接的にGOへと変換すると共に、官能基を導入することでタンパク質の固定化などの応用を達成しました。これらの結果について本シンポジウムで発表を行い、二酸化塩素光酸化法の新たな応用可能性が評価され、今回の受賞に至りました。