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2023/05/08

受賞

【受賞】臨床薬効解析学分野 学部4年 井上采人氏が日本薬学会第143年会にて学生優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました

【受賞演題】血液脳関門を制御して脳内薬物送達を促進するClaudin-5結合分子の開発

血液脳関門は脳血管のバリア機構であり、脳を異物侵入から保護しています。一方で、血液脳関門は、薬物の脳内移行をも妨げるため脳疾患治療の障壁となっており、血液脳関門の機能を制御し、脳内薬物送達を促進する技術の開発が求められています。今回の研究では、血液脳関門の機能を担う細胞間接着分子Claudin-5に結合する分子を開発し、この分子で血液脳関門を制御し、脳内への物質移行を促進できることを示しました。脳内への薬物送達の新たな基盤技術を開発したことが評価され、今回の受賞に至りました。