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2023/04/28

受賞

【受賞】毒性学分野 学部5年 真鍋颯太氏が日本薬学会第143年会にて学生優秀発表賞を受賞しました(2023年4月25日)。

直径5 mm以下のプラスチック粒子であるマイクロプラスチック(MP)は環境中の至る所に存在し、ヒトはその曝露を避け得ません。環境中MPは紫外線や波などの外的要因により劣化し、構造や性状が変化することが知られているものの、現状MP自身はもちろん、その劣化状態を加味したヒト健康影響に関する知見は乏しいのが現状です。そこで本研究では、細胞毒性に着目し劣化MPの毒性発現機序の解明を試みたところ、劣化PE処置群にてプログラム的に制御された死細胞の増加が認められました。またその機序に関して、LC-3をはじめとするオートファジー関連分子の変動が認められ、さらに、劣化PE処置群においてオートファジーの後期段階に関与する酸性リソソームの減少が認められました。以上結果より、劣化PE誘導性細胞死のメカニズムにおいて、新たな知見を得たことから本学会において発表を行い、今回の受賞に至りました。