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2023/04/28

受賞

【受賞】分子生物学分野 学部5年 徳岡空良氏が日本薬学会第143年回にて学生優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。

日本薬学会第143年回(令和5年3月28日)
「ヒト35型腫瘍溶解性アデノウイルスによるウイルス感染非依存的な抗腫瘍効果誘導機構の解析」
学生優秀発表賞(口頭発表の部)
徳岡 空良(分子生物学分野 学部5年)
腫瘍溶解性ウイルスはがん細胞特異的に感染して死滅させるだけでなく、がん微小環境の抗腫瘍免疫を活性化させることで強力な抗腫瘍効果を示します。アデノウイルスを基盤とした腫瘍溶解性アデノウイルス(OAd)は、そのがん細胞に対する高い殺細胞効果、ならびに強い自然免疫活性化能から活発に臨床開発が進められています。既存のOAdのほとんどは5型ヒトアデノウイルス(Ad5)を基盤としていますが、癌患者における感染効率の低さが懸念されています。今回、我々はこの問題を克服すべく、ヒト35型Ad(Ad35)を基盤とした新規OAd(OAd35)を開発し、OAd35が従来のOAdよりも強いNK細胞活性化能を有していることを明らかにしました。
今後はOAd35の免疫活性化誘導メカニズムについてさらに解析を進める所存です。