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2023/04/28

受賞

【受賞】分子生物学分野 学部4年 永井和奏氏が日本薬学会第143年会にて学生優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。

日本薬学会第143年会(令和5年3月27日)
「ヒトiPS細胞由来肝細胞オルガノイドの凍結保存による影響の解析」
学生優秀発表賞(口頭発表の部)
永井 和奏(分子生物学分野 学部4年)
創薬研究に資する新たな肝細胞供給源として、ヒトiPS細胞由来肝細胞(induced pluripotent stem cell-derived hepatocyte-like cells; HLC)が注目されてきました。しかしHLCは、安定した供給が可能である一方、煩雑な分化誘導が必要である上、長期間の機能維持が困難でした。そこで、我々はHLCから肝オルガノイド(iPS cell derived HLC organoids; iHO)を樹立し、その機能解析を行ってきました。樹立したiHOは10継代以上の培養が可能であり、高い細胞増殖能と肝細胞マーカー遺伝子発現量を有することが明らかとなりました。本研究では、iHOの凍結保存による影響を検討し、凍結保存により一部肝機能が上がることが示唆されました。今後はより詳細に肝機能向上のメカニズムについての解析を行い、iHOの汎用性がさらに高くなることを期待しています。