【受賞演題】 Robo4が病態特異的に血管透過性を抑制するメカニズムの解析
【受賞者】　 田中　雅人（臨床薬効解析学分野　博士前期課程1年）

血管内皮細胞に特異的に発現するRobo4は、病的な血管透過性亢進や血管新生を抑制する一方で、非病態下での血管機能に影響を与えないことが示されています。今回、我々はRobo4が病的な環境下で特異的にGタンパク質の活性を抑えることで血管透過性を抑制することを見出しました。この血管透過性制御の新しいメカニズムの発見が評価され、受賞に至りました。今後はRobo4による Gタンパク質の活性調節メカニズムの全容の解明を目指し、さらに研究を進めていきます。
（本研究は、生命情報解析学分野と臨床薬効解析学分野で実施されました。）