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2022/11/24

研究

【論文掲載】薬品製造化学分野 澤間善成准教授の論文が英国王立化学会誌Chemical Communicationsに掲載され、Back Coverに採用されました。

インドールはアミノ酸の構成骨格であり、多くの生物活性物質はインドール母核を持っています。そのため、医薬品開発においてインドールの修飾法の開発が重要です。澤間善成准教授のグループは、酸の種類を使い分けることでインドールの修飾位置を緻密に制御することに成功しました。
また、近年の医薬品開発では、水素の安定同位体である重水素を低分子医薬品に組み込んだ「重医薬品」が注目されています(下記、重水素学HPを参照)。この度、前 光結さん(博士前期課程1年生)らは、最も安価な重水素源である重水を用いてインドールへの効率的な重水素導入法も併せて開発しました。
これらの有機合成法は、医薬品開発研究など幅広い応用が期待されます。
この研究成果は、英国王立化学会誌「Chemical Communications」に2022年10月24日(オンライン公開)に掲載され、Back Coverに採用されました。

論文情報
雑誌名: Chemical Communications
論文名:Oxidative two-way regiocontrolled coupling of 3-methoxycarbonylcatechol and indoles to arylindoles
著者:Yoshinari Sawama, Shoko Kuwata, Miyu Mae, Taro Udagawa, Shuji Akai and Hironao Sajiki