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2022/11/21

受賞

【受賞】分子生物学分野博士課程4年小野良輔氏が第81回日本癌学会学術総会にてJCA若手研究者ポスター賞、第72回日本薬学会関西支部総会・大会にて優秀口頭発表賞を受賞しました。

分子生物学分野(※1)が世界に先駆けて開発に成功した35型腫瘍溶解性アデノウイルスは、広く使用されているヒト5型腫瘍溶解性アデノウイルスと比較して、①広範ながん種に感染可能であり、②既存抗体を回避できるという特長を有しております(※2)。近年、がん治療における免疫細胞の役割が大きな注目を集めております。そこで、35型腫瘍溶解性アデノウイルスによるがん免疫の活性化機構を解析した結果、活性化したナチュラルキラー細胞の腫瘍内への浸潤が上昇していることを明らかにしました。その詳細な活性化誘導メカニズムについて第81回日本癌学会学術総会で、がん転移抑制効果などの臨床的有用性について第72回日本薬学会関西支部総会・大会にて発表しました(※3,4)。本研究成果は、35型腫瘍溶解性アデノウイルスの臨床応用に向けた重要な知見であると考えております。