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2022/11/07

受賞

【受賞】薬品製造化学分野 博士前期課程2年 相嶋孝亮氏が第72回日本薬学会関西支部大会にて優秀口頭発表賞を受賞しました。

<概要>
第72回日本薬学会関西支部大会(令和4年10月8日)
「新規オルトナフトキノンメチド中間体を経由する多置換芳香族化合物合成」
優秀口頭発表賞
相嶋 孝亮(薬品製造化学分野 博士前期課程2年)

 生物活性を有する化合物に特徴的な特定の骨格(基本骨格)を構築しながら、その上で多様な置換基を容易に導入可能な有機合成の方法論は、短時間で多くの誘導体を必要とする創薬研究を行う上で、非常に重要なツールになります。
今回、相嶋氏らは、これまでに前例のなかった新規構造を有する高活性反応中間体(オルトナフトキノンメチド)を、汎用である基質と酸触媒により簡便に調製することに成功しました。また、この中間体に対して様々な試薬を連続的に作用させることで、環化反応や芳香族化合物の付加反応が効率的に進行し、多様な置換様式を有する生物活性物質の基本骨格を一段階で合成することが可能になりました。
この手法が、新たな医薬品開発の足掛かりになることが期待され、受賞に至りました。