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2022/11/01

受賞

【受賞】分子生物学分野 博士前期課程2年 仝嫣然氏が第72回日本薬学会関西支部総会・大会にて優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。

概要
第72回日本薬学会関西支部総会・大会(令和4年10月8日)
「ヒト肝臓オルガノイド由来胆管上皮様細胞の作製と機能解析」
優秀発表賞(口頭発表の部)
仝 嫣然(分子生物学分野 博士前期課程2年)

ヒト肝臓オルガノイドとは、器官の発生・再生機構に基づいて試験管内にて創出され、生体に近い解剖学的・機能学的特徴を示す三次元組織体であり、創薬研究の新規細胞ソースとして期待が高まっています。ヒト肝臓オルガノイドは、肝細胞および胆管上皮様細胞へ分化可能な二分化能を有する幹細胞様の特性を示すことが報告されているものの、胆管上皮細胞への分化可能性は十分に検討されていません。今回我々は、ヒト初代凍結肝細胞からヒト肝臓オルガノイドを樹立し、本オルガノイドが高機能な胆管上皮細胞に三次元分化可能であることを示しました。さらに創薬応用が可能な二次元培養にも成功しました。今後はより詳細に機能解析を行い、ヒト肝臓オルガノイド由来胆管上皮細胞が創薬応用に貢献することを期待します。