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測定器

CFX Opus 384 リアルタイムPCRシステム

機器利用OK

【用途】
● 通常のリアルタイムPCR
● Thermal Shift Assay

【台数】1台
【設置場所】薬学研究科1号館4階406号室


機器利用前にご確認ください

 測量データはCD‐Rに移して持ち帰ってください

紹介動画


詳細情報

CFX Opus 384 リアルタイムPCR検出システムは、向上した温度制御性能と独自の正確な光学シャトルにより、384ウェルフォーマットでこれまで以上に再現性の高いデータを取得できます。 CFX Opus 384 システムは、CFX Touch システムのブロックに改良を加え、より優れた温度均一性と精度のブロックを備えており、リアルタイムPCR において極めて高感度の信頼できる検出を実現します。 また、迅速に実験をセットアップでき、統合型液晶タッチスクリーンにおいて、リアルタイムに増幅トレースをモニターできます。 さらに、マルチプレックスプロトコルにより、最大 4 つのターゲットを検出することも可能で、測定時間の短縮にも有用です。また、搭載されているCFX Maestroソフトウェアは、 CFX Opusシステムとシームレスに動作するように設計されており、論文投稿品質のグラフを作製し、自動で統計解析を行うことができます。
このように、高性能なサーマルサイクラーと独自の光学シャトルによる検出器を有し、強力で使いやすいソフトウェアをもつ CFX Opus 384 システムは、qPCR の精度を向上させ、有用なデータを取得できるように設計されています。

Protein Thermal Shift Assayを用いたスクリーニングの例

タンパク質の安定性スクリーニング:
タンパク質調製の品質管理
タンパク質の変異や修飾の効果の分析
タンパク質調製法の改善(バッファ、pH、塩)
結晶化に適したタンパク質調製条件のプロファイリング
タンパク質保存用バッファの開発

ハイスループット リガンド スクリーニング:
低分子およびフラグメントのライブラリー スクリーニング
抗体のターゲット特異性
タンパク質間相互作用

タンパク質は、一般的に創薬標的として重要視されている分子です。 標的タンパク質に結合する低分子およびリガンドのライブラリーのハイ スループットスクリーニングは、創薬プロセスの重要なステップでありますが、大規模なスクリーニングが必要となるため数カ月を要します。しかし 標的タンパク質は、保管状況やアッセイ実施時等の環境の影響を受けて劣化や凝集を起こしやすく、取り扱いが困難です。そのためタンパク質の安定性スクリーニングは、多くの場合、リード化合物選択のための研究における重要なポイントとなります。 Protein Thermal Shift Assayを使用したタンパク質の安定性スクリーニングは、天然のタンパク質を扱う様々な研究でも採用されています。 Protein Thermal Shift Assayは、タンパク質の精製、結晶化、機能解析および創薬研究などにおいて、タンパク質の安定性を最も高めるリガンドやバッファの条件や結合するリガンド、化合物、抗体などを特定するためのきわめて便利なスクリーニング法です。

この機器に関するより詳しい情報は以下のリンクをご参照下さい。
CFX Opus 384 リアルタイムPCRシステム|Bio-Rad