創薬の流れ

薬効・安全性試験

「ちゃんと効く?」はもちろん
「安全か?」をとことん確認

薬効・安全性試験は、薬が「きちんと効くか」と「体に害がないか」を確かめるための重要なステップです。「生体模倣モデル」という培養した細胞や組織を使い
・薬効試験:薬が目的の細胞や臓器に作用して、効果を発揮するか
・安全性試験:副作用や毒性が出ないか
といった体の中で起こる反応をていねいに調べます。これらの試験をクリアすることで、安心して使える薬に近づくのです。

最新技術で大きく変わる安全性試験

安全性試験では「生体模倣モデル」を用いて試験を進めています。ヒトの細胞や組織を特殊な技術で培養して作った「生体模倣モデル」は、実際の臓器に近い構造や機能を持つため、薬がヒトに投与された際にどのような作用を示すかを確認することができます。

肝臓オルガノイド
肝臓由来の細胞を3次元で培養したもの。

薬のタネは製薬会社へ……

薬効・安全性試験をクリアすると、バトンは製薬企業に渡り、研究施設との共同研究や臨床試験がスタートします。この先はばく大な時間と資金、高度な専門知識と経験をもつ人材が必要となるため、大学や公共機関だけでは実施ができないのです。
ただ、このプロセスでコストや製品化の難易度が高いなど、製品として成り立たないと判断されれば、研究が中断されることも……。
薬のタネが、実際に薬になって私たちに届くのはほんの一部なのです。

薬のタネを育てるための、研究者の応援団
AMED BINDS支援事業

生命科学・創薬研究支援基盤事業(BINDS)は、最先端の機器や技術で創薬や生命科学に関する研究を支援するプログラム。日本の医療分野での研究開発の司令塔であるAMED(日本医療研究開発機構)が運営しています。大阪大学創薬サイエンス研究支援拠点は、BINDSと連携して日本の創薬研究を加速させています。

より詳しく知りたい人はこちら!

芽を出し、花を咲かせ、
実を結ぶまで
果てしなく長く、だから面白い、薬のタネの旅

「病気で苦しむ人を助けたい」「誰かの役に立ちたい」
そんな想いを胸に、薬学研究者たちは日夜、自分の専門分野の研究に打ち込んでいます。
研究室で発見された新しい薬のタネや、それをもとに生まれた成果は、論文や学会などで発表され、やがて次の世代の若い研究者に受け継がれます。そうして創薬研究は発展し、未来の医療を変えていく力へと、少しずつ育っていきます。
創薬の、薬のタネを探す研究は、途方もなく長い旅です。だからこそ、刺激と面白さ、そしてやりがい、なにより夢が続く研究の旅なのです。
そんな創薬研究に興味を持ったあなた、ぜひ未来を担う研究者を目指してみませんか?


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