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学生インタビュー

コロナ禍を言い訳にせず
勉強も実習もサークル活動も
全力で取り組み、学生生活を充実

薬学部薬学科 薬学研究コース(3年)

好光 恵梨子 さん

所属・学年は 2022/8 現在の情報です

■大阪大学薬学部を選んだ理由

負けず嫌いだから、薬学部に行くなら大阪大学

大阪大学の薬学部を選んだのは高校の生物の先生の影響です。その先生は動物の生態や自然環境に詳しくて、世界中を旅して体験したことを面白く話してくれました。生物が好きになり、それなら生物系を中心に幅広く学べる薬学部にしようと考えました。将来のライフスタイルの変化に対応できるライセンスとして薬剤師免許が取れることにもメリットを感じました。
受験期の最初の頃は大阪大学に入れるとは思っていませんでしたが、高校3年のとき、受験勉強の遅れを取り戻すべく、やれることは全部やろうと決意。SNSを全部やめて、予備校の先生の指導を実践。情報を集め、戦略を立てて必死に勉強しました。食事とお風呂の時間以外はほとんど勉強していました。そうすると模試の判定で、当初は手が届かなかった大阪大学薬学部に合格できる可能性が出てきました。本当にギリギリまで自分を追い込んだので合格したときはヤッターというよりホッとしましたね。

■大学入学後に頑張ったこと

コロナ禍で失ったものを取り戻すために

入学と同時に新型コロナの影響が広がり、自粛モードが続きました。それがとても悔しくて「コロナで失ったものを絶対取り戻す」と奮起。何一つ手を抜かず大学生活の全部を充実させることにしました。
でも2年生になって専門科目が始まると、考えていた何倍もハードな日々でした。午前に2コマの授業があり、午後は実験中心の基礎実習。その後、実習のレポートをまとめるのが大変で、週3〜4回のダンスと週2回のアルバイトをやりながらだったので時間が全然足りませんでした。
ただそれほど勉強と研究をこなした先に薬剤師免許の取得と最先端の研究の両立があるのかなと思うし、そこにサークルとアルバイトをプラスしたのは私自身が決めたことです。結果として、学業を頑張った証である「大阪大学全学教育優秀賞」を頂くことができ、今しかできない大学生活を送れているという実感が得られました。

■おすすめの授業

「薬学入門」は一種のOB、OG訪問みたいな授業

薬学入門という講演形式の授業があります。様々な医療施設や研究機関で活躍されている薬剤師や研究者、医薬品などのメーカーで活躍されている研究職の方などを講師に招き、社会の第一線でのリアルな話をたくさん聞くことができました。卒業生の方も多いため、大学生活に関するラフな話もあったりして、一種のOB・OG訪問みたいなものでしょうか。将来の自分の姿を重ねてイメージすることもできますし、特に企業への就職を望んでいる自分としては、大手企業で働かれている方の実際の仕事内容やキャリアステップ、やりがいといった話を低学年のうちに聞けたことはとても有意義でした。

■薬学部のサークルやイベント事に関して

純粋に楽しむと、その先に様々な繋がりができる

薬学部のサークルは縦のつながりができるので先輩からいろいろ学部に関して教えてもらえて良いと思うし、医歯薬のサークルもかなり充実しています。それもいいのですが、私は全く違う学部の人たちと関わるのも楽しいと思い、全学のダンスサークルに所属しています。大学は勉強だけでも面白くないし、サークルだけやっていても将来必要なことが身につきません。どっちも本気でやってこそ、それぞれから得るものがあるのだと思います。上達しようと楽しみながら練習できてますし、副代表としてサークル運営やイベントにも積極的に参加しています。他大学の学生ダンサーやプロのダンサーと交流する機会も増えていて、そういう繋がりも大学生ならではの経験で貴重だと思います。

■将来目指しているもの

商品開発や企画を通して多くの人の役に立ちたい

今は学部卒業後、企業へ就職することを希望しています。職種としては研究職よりも商品開発や企画に興味を持っています。業種は医薬品に限りません。化粧品や食品など、より多くの人が手に取ってもらえる商品づくりやビジネスに携われればいいなと考えていて、仲間たちとチームで協働して世の中にないものを生み出すことができたら最高だろうなと思います。そのために今は自分で興味を持った分子生物学分野の研究活動を通じ、自ら学ぶ力、課題を解決する力、本質を見極める力など社会で活かせる能力を身につけていきたいと考えています。

テストで間違ったところや苦手なところは、それぞれのテキストに付箋をつけたりマーカーを引いたりしていたのですが、どうしても覚えにくくて、それらを全部まとめた1冊のノートをつくりました。模試や受験の直前はそのノートのおかげで効率的に勉強ができて、合格につながりました。

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