研究室概要

 海洋薬用資源(海綿などの底生海洋生物や海洋微生物)から見出される二次代謝産物は、人類の叡智を超えた多彩な化学構造を有しています。そして、この化学構造多様性は、生体内に存在する様々な分子と選択的に結合できることを意味しており、実際に、この化学構造多様性に由来する多彩な生物活性から、数多くの二次代謝産物が、医薬品または医薬シーズとして利用されています。また近年では、このような多彩な生物活性を分子レベルで理解しようとするケミカルバイオロジー研究の発展にも貢献しており、特に、生物活性を有する二次代謝産物(活性天然物)の標的分子(結合タンパク質)を明らかにする研究は、新しい創薬標的の開拓に繋がる重要な研究として注目されています。
 私たちの研究室では、「最新の生物学的知見に基づく評価系(スクリーニング系)構築」、「独自の海洋薬用資源ライブラリーからの新規活性天然物の探索研究」、「見出した新規活性天然物の全合成およびアナログ化合物合成」、「見出した新規活性天然物の作用機序と標的分子解析」の4つの研究を柱に、化学領域と生物学領域の複合的創薬研究をシームレスに進め、新規医薬シーズや創薬標的を創出することを目指しています。また、所属する学生や研究生には、複合的な創薬研究を通して、化学と生物学の両視点を持つ人材へと成長し、国際的に活躍してくれることを願っています。

お知らせ

  • 2022.8.31
    OUICPで来日したブルネイおよびベトナムの留学生が研究室での研修を修了しました。
  • 2022.7.27
    ランプン大学(インドネシア)との共同研究がFermentation誌に掲載されました。
  • 2022.6.24
    君嶋特任助教(常勤)が令和4年度日本薬学会生薬天然物部会にて奨励賞を受賞しました。
  • 2022.6.23
    学部4年生の加藤大樹さんと君嶋特任助教による酸化的環化反応によるピロロインドール骨格構築法に関する研究成果がOrganic & Biomolecular Chemistry誌にアクセプトされました。

    齊藤達哉先生、武村直紀先生(生体応答制御学分野)との共同研究の成果がInternational Immunology誌にアクセプトされました。
  • 2022.4.25
    がんエクソソーム産生阻害物質に関する愛知県がんセンターとの共同研究がScientific Reports誌に掲載されました。
  • 2022.4.1
    メンバーを更新しました。
  • 2022.3.9
    ランプン大学(インドネシア)との共同研究の成果がJ. Fungi誌に掲載されました。
  • 2022.2.11
    滝川浩郷先生、小倉由資先生(東京大学)との共同研究の成果がBiosci. Biotechnol. Biochem.誌に掲載されました。
  • 2022.1.25
    結核に対する抗菌物質PDOAの構造活性相関に関する研究がMarine Drugs誌に掲載されました。
  • 2021.11.25
    特別研究学生のHongqiang Linさん(吉林大学)が1年間のCSC共同養成博士プログラムの研究を終えて帰国しました。
  • 2021.11.19
    荒井教授が "The First International Symposium of Japan Society for Halal Science and Technology" で招待講演を行いました。
  • 2021.10.30
    放線菌の新規培養法に関するランプン大学(インドネシア)との共同研究がFermentation誌に掲載されました。
  • 2021.8.27
    君嶋特任助教(常勤)によるTrichodermamides Bおよび Cの合成研究がSynlett誌に掲載されました。
  • 2021.8.3
    荒井教授が "The 3rd International Conference on Fisheries Aquatic Environment Science 2021" で招待講演を行いました。
  • 2021.7.29
    荒井教授が "ASEAN network symposium on pharmaceutical sciences" で講演を行いました。
  • 2021.7.9 and 13
    荒井教授が Institut Teknologi Bandung International Virtual Course: Marine Natural Productで講義を行いました。
  • 2021.7.1
    研究室秘書として相谷さんがメンバーに加わりました。
  • 2021.4.28
    研究室では事務補佐員を募集しています(応募締切:2021年5月31日)。
  • 2021.4.1
    メンバーを更新しました。
  • 2021.3.16
    低栄養環境適応がん細胞選択的増殖阻害物質DC1149Bに関する論文がThe Journal of Natural Medicines Award 2020に選ばれました。
  • 2021.2.22
    Waleed君の研究がJournal of advanced Biomedical and Pharmaceutical Sciences誌に掲載されました。
  • 2021.1.7
    荒井教授が “2020 Dalian University of Technology-Overseas Partner Universities Series Online Exchange Conference”で招待講演を行いました。
  • 2020.12.11
    林 红强さん(CSC共同養成博士プログラム)がメンバーに加わりました。
  • 2020.12.8
    趙 天暢さんがメンバーに加わりました。
  • 2020.11.9
    Waleed君の研究がMarine Drugs誌に掲載されました。
  • 2020.11.4
    Violeta Petrovaさん(国費留学生)がメンバーに加わりました。
  • 2020.10.20
    Journal of Antibioticsに採択された論文がHighlighted Articleに選ばれました。
  • 2020.10.19
    天然物創薬学分野のウェブサイトをリニューアルいたしました。

大阪大学大学院 薬学研究科

天然物創薬学分野

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1−6

Laboratory of Natural Products for Drug Discovery,

Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Osaka University

1-6 Yamadaoka, Suita 565-0871

Copyright © 天然物創薬学分野
トップへ戻るボタン