医薬品開発のスペシャリスト養成を目指す「新PharmaTrain教育コース」開講(6月7日~)
薬学研究科主催の「新PharmaTrain教育コース」が開講します。
本コースは、創薬から臨床開発、市販後活動まで網羅した包括的な教育内容を提供する2年間の教育コースで、
社会人が無理なく受講できるよう土曜日に開講です。
このコースは、通常薬学部のカリキュラムには含まれない、医薬品開発に必須の、創薬から臨床開発、
市販後活動まで網羅した包括的な教育内容を提供します。
講義はオンラインで実施するため、日本国内外のどこからでも受講いただけます。
また、医薬品開発の第一線で活躍する講師による実践的な講義ですので、実務に即役立てていただけます。
現在、1年次の受講生を募集しております。お申込みをお待ちしております!
- 形式:オンライン(Zoom)による講義 ※録画視聴可
- 受講料:1年次 35万円 2年次 40万円
- 2年間コース修了認定者には日本製薬医学会からPharmaTrain COEコース修了証授与
- 申込期間:2025年3月10日(月)~2025年5月23日(金)
また、このコースの内容をモジュール(1年次は4日間計16限)単位で受講いただくコース、 「Pharmaceutical Research Professional : PRPコース」も用意されています。
- 受講料4日間(M1-M6のうち1つ): 7万円(アカデミア価格あり:要問合わせ)
- 大阪大学薬学研究科PRPコースとして、大阪大学からの修了証を発行。
何れのコースもお問い合わせは
prp-office★phs.osaka-u.ac.jp(★は@)
までメールしてください。
2025年大阪大学薬学部・新入生歓迎会(薬友会主催)開催
大阪大学薬学部では、大阪大学薬友会の主催により、4月1日に新入生歓迎会を開催しました。
今年度は、新入生をはじめ、春田純一会長、小比賀 聡幹事長、クラス担任の先生方に加え、各研究室に所属する学生の皆さんにもご参加いただき、
お弁当とお菓子を囲んでのランチパーティ形式となりました。
歓迎会では、春田純一会長による新入生へのご祝辞、小比賀 聡幹事長による(お茶での)乾杯ののち、堤 康央先生(毒性学分野)の名司会により、
クラス担任の先生方による自己紹介なども行われ、終始和やかで楽しい雰囲気の中で開催されました。
最後に、今年度の新入生歓迎会の準備をご担当いただいた堤 康央先生をはじめ、毒性学分野の皆様に心より感謝申し上げます。
2025年 定年退任教授による最終講義のご案内
日 時) 2025年3月12日(水)15:00~16:30
開催場所) 薬学研究科1号館沢井ホール
講義題目) 我が人生も塞翁が馬: 有機化学と共に歩んだ47年間
日 時) 2024年3月19日(水)14:00~15:30
開催場所) 薬学研究科1号館沢井ホール
講義題目) アカデミア創薬研究への挑戦を創薬研究拠点構築へと繋ぐ
日 時) 2024年3月24日(月)14:00~15:30
開催場所) 薬学研究科1号館沢井ホール
講義題目) DDS研究 ~基礎から臨床、そして未来へ~
薬学研究科/薬学部の新棟4号館竣工ご報告
大阪大学大学院薬学研究科/薬学部の新棟4号館が荻原弘子様のご寄付によって完成し、令和4年3月21日に竣工式が開催されました。
本学薬学部は平成31年度より、全国の国立大学に先駆けて全学生を6年制とする教育システムを開始しました。 しかし、全学生が質の高い実習科目を受講するためのスペースの確保が最大の課題でしたが、 延べ面積3,389 ㎡の1階に実習室、2階に大講義室を2つ配置することで解決しました。3 階と4階には産学連携を推進する拠点となるようオープンスペースを設け、他学部・他研究科の学生・研究者との接点としても機能するようご配慮いただきました(写真1)。
なお、この新棟は国立大学法人の研究棟として初めてZEB Readyの認証を取得しました。 ZEBとは、Net Zero Energy Buildingの略称で、空調や照明など、建物を維持するために必要な年間の消費エネルギーの50%以上の省エネを達成できるよう設計されました。 大阪大学が地球環境の持続可能性に貢献していく覚悟を国内外に示したことになります。
竣工式では「新棟をクロスポリネーションの場に」という荻原様の思いも紹介されました。 クロスポリネーションとは、ハチが花から花へと花粉を集めては交換が起こり、これまでにない美しい花が咲くとともに、 豊かな実が育つことを意味しますが、新棟では人と人が出会い、化学反応が起きるよう様々に工夫されています。 その思いはモニュメントにも込められ、新棟の2階に飾られています(写真2)。 新棟の設計にも携わった荻原様の娘婿Stephene Green氏とその御父様による作品です。 ベンゼン環どうしが繋がれば化学的性質も全く異なるグラフェンになるように、 卒業生の皆様方も含めた薬学研究科構成員が様々な形で繋がることによって新たなイノベ―ションが生まれるだけでなく、絆がより強く、 豊かなものに変わっていくことが期待されています。 お近くにお越しの際は是非一度お立ち寄り頂き、ご覧いただけましたら幸いです。
(文責:元新棟建設委員会)