大阪大学薬学研究科 創薬推進教育プログラム
   本プログラムが目指す大学院教育
 薬学研究科と医学系研究科保健学専攻の主要な教育研究領域である創薬においては、非常に緊急性の高い社会的ニーズとして、先端的イメージングや高感度生体情報分析技術の応用があげられます。例えばイメージングについては、近年病態解析や薬物動態解析において、目覚しい技術の進歩があります。
 しかし、我が国ではこういった技術の創薬への応用は欧米に比べて大きく立ち遅れているのが現状であり、今後の新薬開発の伸び悩み、ひいては国際競争力の低下が懸念されます。したがって、こういった技術を創薬の場で駆使できる、優れた専門知識と技能を持った研究者の養成が急務と言えます。しかし、既成の基礎教育を中心とする研究科、専攻単位での大学院教育では、このような即戦力となりうる研究者を養成することはできません。
 そこで薬学研究科及び保健学専攻では、こういった社会ニーズへの対応に重点を置いた人材養成プログラムとして、これまで独自に行ってきた創薬科学や分析化学、生体機能や病態、薬物動態の解析に関する大学院教育を融合し、さらに体系的に再編することによって、先端的分子イメージングや高感度生体情報分析に関する高度専門教育と実践的技術教育を可能とする「創薬推進プログラム」の構築を図ります。このような研究科横断型の先駆的な大学院教育プログラムを両研究科・専攻の学生に提供し、さらに社会人教育にも取り入れることによって、実践力のある優れた創薬研究者の養成、すなわち大学院教育改革支援プログラムが目指す“大学院教育実質化”の達成が可能となり、さらに社会的ニーズに応える実践的教育モデルとしての大きな波及効果を期待することができます。
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