大阪大学大学院 組織的な大学院教育改革推進プログラム 健康環境リスクマネージメント専門家育成
   
大阪大学大学院 組織的な大学院教育改革推進プログラム 健康環境リスクマネージメント専門家育成 プログラム内容
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応用環境生物学特別講義 海外交流プログラム(ベトナム)
研修期間
 平成22年9月4日(土)~9月11日(土)
研修参加者
  教員:3名 (薬学研究科 1名、GLOCOL 2名)
  学生:6名(内訳) 薬学研究科 修士1年 2名
           人間科学研究科 修士1年 2名
           医学系研究科 修士1年 1名
           外国語学部 4年 1名
研修のテーマ
 
ベトナムの食と薬
  
ベトナムを例に途上国の「健康環境リスク」に関する諸事情、マネージメントについて理解・考察する
研修スケジュール
  9月4日(土)  ・関西空港出発
        ・ハノイ到着
        ・薬料院薬用植物園 訪問
        ・ニンビンへ移動

 9月5日(日)   ・Cuc Phoung国立公園 見学
        ・食教育プログラム 参加
         【栄養工作員が乳幼児を持つ親に対して行う栄養教育プログラムの見学】
        ・VAC複合農法 見学
         【循環農法であるVAC複合農法(V=果菜園,A=池,C=家畜)を行っている
          農家のお宅に訪問し、農地、畜舎、池などを見学】
        ・タイビンへ移動
        ・タイビン医科大学 訪問
         【ベトナムに7校ある医科大学のひとつ。大学の概要についての講義】
        ・ホテルにて、2日間の振り返り

 9月6日(月)  ・農村地域の市場 訪問
         【食品中の食品添加物、微生物汚染の検査のためのサンプルの採取、
          食品販売状況の観察】
        ・一般家庭での聞き取り調査(2軒のお宅)
         【食品添加物、畜産用抗生物質についての知識や使用状況を質問】 
        ・農村地域の保健センター 実験
         【市場で採取したサンプルに関して、微生物(サルモネラ菌)の検査、
          食品添加物(ホウ砂、ホルムアルデヒド、着色料)の検査を実施】
        ・タイビン医科大学 見学・講義
         【大学の歴史博物館、薬学実習を見学後、ホウ砂など食品添加物の講義】
        ・タイビン医科大学学生交流会
         【日本の学生とタイビン医科大学若手教員の自己紹介・研究紹介】

 9月7日(火)  ・農村地域の保健センター 薬草園の見学
        ・薬用植物を栽培しているお宅の訪問        
         【庭にある薬草園の見学、薬用植物の使い方・効能に関する聞き取り調査】
        ・タイビン医科大学 講義
         【ベトナムにおける痛風罹患状況・伝統医薬についての講義】
        ・4カ国学生の集い 参加
         【カンボジア、ラオス、日本、ベトナムの学生や教員が歌や民族舞踊などを
          披露し、交流。日本の学生は、空手の演武と即興で阿波踊りを披露】
        
 9月8日(水)  ・農村地域の一般家庭の水質調査
         【一般家庭の水ろ過装置を見学した後、聞き取り調査と水中のヒ素を検査】
        ・保健センターで、水の再検査
         【容器からの汚染を懸念して、再度ヒ素を検査】
        ・タイビン医科大学 講義
         【ヒ素による水質汚染に関する講義、タイビンでの研修の総括】
        ・ハノイへ移動
        ・ハノイのホテルにて、タイビン研修の振り返り

 9月9日(木) ・国立栄養院・国立薬料院 訪問
        【2グループに分かれ訪問。栄養院と薬料院の概要・施設の紹介】
        ・ホーチミンへ移動
        ・ビンディエン卸売市場 見学
        【ホーチミン最大の近代的な市場。食品安全検査について調査】

 9月10日(金) ・ホーチミン市公衆衛生医療院 訪問
         【ベトナム政府へ提言なども行うベトナム最先端の研修施設。
          研究所の概要紹介・研究室の見学】
        ・ホーチミン出発

 9月11日(土) ・関西空港到着、解散

研修風景
<国立薬料院植物園>
施設の概要説明                 植物園の見学


<Cuc Phoung国立公園>


<食教育プログラム>

地元の人への聞き取り調査            栄養工作員による調理実演


<VAC複合農法の見学>
VAC複合農家のお宅               家の敷地内にある養殖池


<村の市場>
市場の様子                   食品サンプルの採取


<食品サンプルの検査>
市場近くの保健センターでの検査の様子 練り製品中のケイ砂の簡易検査


<一般家庭への訪問>
農家の方への聞き取り①      食糧保管庫           農家の方への聞き取り②
水ろ過装置           生活用水のヒ素検査       検査結果


<タイビン医科大学>
薬学実習の様子          大学歴史博物館         講義の様子

自己紹介の様子

4カ国学生の集い         空手演武を披露         阿波踊りを披露

ベトナム・ラオス・カンボジアの学生の歌・踊り

 タイビン医科大学の皆さんとの記念撮影


<国立栄養院>:食品安全に関する研究部門と乳児健診や妊婦の栄養指導等の医療部門を併設
研究所概要の説明        乳児健診を待つ人々       研究室の様子


<ビンディエン卸売市場>:ホーチミン市最大の近代的市場
衛生検査についての説明     微生物検査の様子        食肉検査の様子

青果売り場           食肉売り場           鮮魚売り場


<ホーチミン市公衆衛生医療院>:ベトナム最新の機器を揃える研究機関
研究所概要の説明         実験室の見学          


<ベトナムの町の様子>
南薬を売るお店

タイビンの市場         国民の足           ホーチミンの交通状況



参加者の声
タイビン医科大学での学生の集いで熱烈な歓迎を受け、感動しました。
日本文化の紹介後、歌や踊りの話で盛り上がり、現地の学生さんたちとの距離がぐんと近くなりました。


<研修に参加して良かった点>

タイビン医科大学にて交流会や歓迎会があり、下日の教師や学生と話す機会があったこと。
・地域の人へのインタビューからその村人の考えを実際に聞けたことで、テキストでは学べない現地の声を聞くこと
 ができたこと。
・公衆衛生に関して、行政的介入などシステム的にどのように衛生状態を改善できるかを食・薬の安全という視点か
 ら学ぶには非常に見どころの多い研修内容だったこと。
・様々な分野の学生・先生と意見を交換し、共有できたこと。1人1人のバックグラウンドが違ったからこそ、自分を
 知る良い機会になった。
・ベトナムの文化・習慣の違いをより深く理解できたこと。ベトナム国内でも地域ごとの食・公衆衛生への意識やレ
 ベルが違うということを知れたこと。
・ベトナムの民家において薬用植物が栽培されている現場を見学できたこと。
・ベトナムにおける最先端の施設(国立薬料院、卸売市場、ホーチミン市公衆衛生医療院など)を訪問し、担当者か
 ら直接具体的な内情についてお話を聞く機会が得られたこと。
・タイビン医科大学の先生方に同行する形での3日間にわたる農村での調査は、長年にわたってラポールが形成されて
 いる関係ならではのオーガナイズされた聞き取り調査で、今後の参考になったこと。
・専攻分野、年齢、性別の異なるさまざまな人間がともに活動を行うことは、想像以上に異なる視点があることに気
 付くことができ、「複眼的にものを視る」ことの訓練は、異質な他者と密接に関わることによって始めて醸成され
 るものだと、あらためて感じられたこと。


お問い合わせ
   健康環境リスクマネージメント専門家育成
   大阪大学教授 平田收正
   E-mail : hirata@phs.osaka-u.ac.jp



   

 
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