食と環境の安全安心を担う薬学人材養成教育

- 統合型教育体制の整備による食と環境の安全・安心を確保できる環境薬学領域の人材育成 -

平成20年度 質の高い大学教育推進プログラム

 

環境薬学教育の高度化及び実質化を図るプログラムの実施

(1)PBLチュートリアル教育の導入の準備

 PBLチュートリアル教育の導入については、平成20年度にホワイトボード等の必要な備品を購入した。すでに、学習用のパソコンやプロジェクターは整備されているので、これらを用いた少人数でのグループ討議は可能である。本取組の対象となる平成20年度入学生は、すでに1年次の薬学概論(早期体験学習)においてPBLチュートリアル教育を体験しているため、第Ⅳセメスター(平成21年後期)の配当科目から実施については、導入的な説明は必要とせず、当該科目で指定する課題について実施する。各科目で指定する課題については、科目間の関連性に配慮し、できる限り最新の話題や複雑な背景を持つ問題等を取り上げられるように、平成21年度前期に環境薬学領域の教員と特任教員、雇用するTAによって構成する環境薬学領域ワーキンググループによって協議の上決定する。

 また購入した備品については、上記の1年次の薬学概論を始め、各学年で実施している少人数でのグループ学習に有効に活用し、平成21年前期には、平成19年度入学生の第Ⅴセメスターの環境薬学領域の科目において、上記設定課題によるPBLチュートリアル教育をトライアル的に実施する。これにより、実施体制や課題の適性等の確認を行ない、必要に応じて改善する。


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(2)外部講師による最新の専門教育の準備

 本プログラムは、平成21年度後期の第Ⅳセメスターの講義から実施する。平成20年度は、環境薬学領域の4研究室について、食や環境の安全・安心に関連する分野で著名な研究者、これまで特別講義、特別講演で招聘したことがある学外機関の教員や研究者、関連機関に勤務する卒業生等、外部講師の依頼が可能な人材をリストアップした。平成21年度前期には、上記のワーキンググループでの協議によって、これらのリストに基づいて特別講義を依頼する外部講師を決定し、実施計画を立てる。

(3)最新機器を使用した分析実習の準備

 環境薬学系実習については、平成21年度中に基礎実習再編成作業を行い、平成22年度前期の第Ⅴセメスターから実施する。平成20年度には、新たに高感度毒性物質検出装置として高速液体クロマトグラフィー一式、高感度食品成分分析装置としてガスクロマトグラフィー一式を購入し、種々の食品添加物や環境汚染物質等の分析条件の設定を行なった。また、ビスフェノールAなどの環境ホルモンの一部、メタミドホスなど毒性が強い農薬の一部など、最近話題になっている有害物質について、検体からの抽出・精製方法等の試料調製の方法や、分析条件の設定を行なった。平成21年度は、これらの予備的検討で得られた情報をもとに、環境薬学系実習の実施内容について上記ワーキンググループによって検討を行い、実習書の作成、機器使用マニュアルの作成及び備品・消耗品の準備等を完了する。また、上記の設定実習内容の一部については、環境薬学領域の4研究室の教員が担当する現行の基礎実習の中で、トライアル的に実施することにより、実施体制や準備状況の確認を行ない、必要に応じて改善する。

(4)外部関連機関と連携した体験型学習の準備

 外部関連機関と連携した体験型学習は、環境薬学系実習で実施するプログラムであるので、上記のように平成22年度前期の第Ⅴセメスターから実施する。平成20年度は、本プログラムについては特に準備は行わなかった。平成21年度には、上記ワーキンググループによって受け入れ機関を決定し、実施計画を立案する。