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2018.09.11
【受賞】神経薬理学分野 博士前期課程1年竹内 修斗氏が第40回日本生物学的精神医学会・第61回日本神経化学会大会 合同年会においてWakate Dojo 優秀発表賞を受賞しました。

【学会名】第40回日本生物学的精神医学会・第61回日本神経化学会大会 合同年会(平成30年9月6日~9月9日)
【受賞演題】「VPAC2 receptor overactivation implicated in schizophrenia susceptibility causes alterations in dendritic morphology of cortical neurons and cognitive impairments in mice」
【受賞者】竹内 修斗(神経薬理学分野 博士前期課程1年)

発症や治療・寛解機構が未解明である統合失調症ですが、近年になってVPAC2受容体をコードするVIPR2遺伝子の重複と統合失調症が高オッズ比で関連することが示されています。今回私は、マウス個体レベルでの解析と大脳皮質由来の初代培養神経細胞を用いた検討から、VPAC2受容体の活性化が神経細胞の軸索や樹状突起の未成熟化、スパイン密度の低下を引き起こし、このことが認知機能の障害につながる可能性を見出しました。また抗精神病薬の一つであるクロザピンが、VPAC2受容体活性化による神経形態学的変化と行動異常を改善することを明らかにしました。これらの結果は、VIPR2遺伝子の重複をはじめとするVPAC2受容体の過剰シグナルの病態生理学的意義の一端を示すとともに、統合失調症の発症メカニズムの解明や創薬標的分子の発見に繋がる重要な成果として評価され、今回の受賞に至りました。

    受賞された竹内 修斗氏
大阪大学 大学院薬学研究科・薬学部
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