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2016.08.26
【掲載】毒性学分野 森下裕貴博士らの研究成果がACS NANOに掲載されました

概要

大阪大学大学院薬学研究科・毒性学分野 森下裕貴博士(現在、国立医薬品食品衛生研究所 研究員)、東阪和馬 助教、吉岡靖雄 准教授(現在、微生物病研究所 特任准教授)、堤康央 教授らの研究グループは、身の回りの製品に実用化されつつあるナノ粒子の次世代影響評価研究において、母体が経口、経血管的に曝露した銀ナノ粒子は母乳へ移行し、母乳を介して乳幼仔へと移行し得ることを明らかとしたことに加え、①ナノ粒子の母乳移行性が、粒子径・素材などにより規定されること、②銀ナノ粒子は母乳を介して仔の脳に移行する一方で、現実の曝露量の数十~数百倍程度を母体が摂取した場合においても、仔の情動認知機能には影響を与えないことなど、ナノ粒子の次世代影響評価研究において波及性の高い基礎知見を示しました。今後は、本研究のような動物レベルでの実験に加え、ヒトの母乳中におけるナノ粒子の曝露実態情報(存在量や存在様式)の収集が重要であるものの、本知見が契機となり、授乳期に着目したナノ粒子の安全性評価が益々進むものと期待されます。

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