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2016.05.17
【受賞】神経薬理学分野 吾郷由希夫助教が第13回GPCR研究会において第1回松尾研究奨励賞を受賞

概要
GPCR研究会 第1回松尾研究奨励賞(平成28年5月13日)
「統合失調症におけるVIP/PACAP受容体VPAC2活性化の病態的意義」
吾郷 由希夫(神経薬理学分野 助教)

近年、統合失調症や自閉症スペクトラムといった精神疾患・発達障害などの病態分子機序解明に、コピー数変異や両親にはないde novo変異の解析が注目されています。今回吾郷助教らは、臨床で統合失調症の発症に強く関与することが報告されたVIPR2遺伝子の重複によってみられるVPAC2受容体(神経ペプチドVIPやPACAPの受容体の一つ)の過剰な活性化が、前頭前皮質領域での神経発達異常やシナプス未成熟化を引き起こし、脳内の感覚情報処理機構の障害や認知機能障害の要因となっていることを明らかにしました。この結果は、従来、神経保護的に作用すると考えられてきたVIP/PACAPシグナルの新しい生理病態的役割を示すものとして高く評価され、受賞に至りました。

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