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2014.05.02
【受賞】分子生物学分野・水口裕之教授が平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)を受賞

・概要
 文部科学省 平成26年4月15日(火)
 平成26年度科学技術分野文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)受賞
 水口 裕之(分子生物学分野 教授)

 分子生物学分野・水口裕之教授らは、改良型アデノウイルスベクターをはじめとする新規遺伝子導入技術の開発とその応用研究を進めています。このたび、『革新的な新規遺伝子導入技術の開発基盤研究』の研究テーマで、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)を受賞し、表彰式が2014年4月15日、文部科学省にて行われました。
 科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的として表彰するものであります。
 業績の概要は以下の通りであります。

【業績の概要】
 遺伝子治療や再生医療の進展、さらには遺伝子・タンパク質及び細胞機能の解明による生命科学研究の進展には、汎用性と機能性に優れた遺伝子導入技術(ベクター)開発が必要不可欠である。アデノウイルスベクターは既存の遺伝子導入ベクターの中では最も優れた遺伝子治療導入活性を有するものの、問題点(標的細胞指向性の制限や起炎性等)の克服や新規機能の付与を目的にベクター改良を行うことが困難であった。
 本研究では、アデノウイルスベクターの高効率遺伝子導入特性を活かしつつ、簡便・迅速・高効率に標的細胞指向性を自在に制御できるベクター等の種々の新規改良型アデノウイルスベクターを開発した。
 本研究により、ほぼあらゆる細胞種に対し高効率に遺伝子導入を行うことや、ターゲティング能や複数遺伝子の搭載、遺伝子発現の制御、起炎性の抑制が可能となった。
本成果は、遺伝子治療や再生医療における適用疾患等の一層の拡大だけでなく、iPS細胞をはじめとする幹細胞の分化制御等の広く生命科学研究全般に極めて有益な基盤技術となることを実証し、様々な生命科学分野の発展に寄与している。

受賞した水口 裕之教授
大阪大学 大学院薬学研究科・薬学部
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