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2014.01.10
【受賞】 薬品製造化学分野の博士後期課程1年杉山 公二氏が第8回集積型有機合成国際シンポジウムにてポスター賞を受賞

・概要
 第8回集積型有機合成国際シンポジウム(2013/12/01)
 ポスター賞
 杉山 公二(薬品製造化学分野 博士後期課程1年)

 最近、当分野では杉山君を中心として、メソポーラスシリカの細孔内部にオキソバナジウムを共有結合で固定化した新触媒を作成し、これと加水分解酵素を併用することで、ラセミ体アルコールが1つの光学活性エステルにほぼ定量的に変換される動的光学分割法を開発しました (Angew. Chem. Int. Ed. 2013, 52, 3654)。この方法の応用展開として、杉山君は動的光学分割に用いるアシル化剤に反応性官能基を組み込み、生成物が分子内Diels-Alder反応を起こし、光学活性な3環性化合物を一挙に構築することに成功しました。この方法は、医薬品や生物活性天然物に見られる環状分子骨格の不斉合成法として有用です。実際、同君はこの反応を活用して(–)-himbacineの不斉全合成を達成しました。2種類の異なる触媒を同時に用いて、3種の反応が連続的に進行する希有な合成法が高い評価を受け、今回の受賞に至りました。

受賞した博士後期課程1年杉山 公二氏
大阪大学 大学院薬学研究科・薬学部
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