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2012.08.30
【受賞】分子生物学分野の水口裕之教授が第10回産学官連携功労者表彰(厚生労働大臣賞)を受賞

概要
 第10回産学官連携功労者表彰(厚生労働大臣賞)
 「ヒトiPS細胞から分化誘導した肝臓細胞」の製品化
 水口 裕之 大阪大学大学院薬学研究科 分子生物学分野 教授
 川端 健二 独立行政法人医薬基盤研究所 幹細胞制御プロジェクト
 プロジェクトリーダー
 【大阪大学大学院薬学研究科連携大学院講座 医薬基盤科学分野】
 横山 周史 株式会社リプロセル 代表取締役社長

(受賞理由)
 本研究は、医薬品開発過程の毒性試験に使用される肝臓細胞をヒトiPS細胞から誘導し実用化したものです。
 現在、国内の製薬企業は、国内市場が100億円にも及ぶヒト肝臓細胞を購入し、新薬候補化合物の肝毒性・代謝試験を実施しておりますが、①海外からの輸入に100%依存、②ヒトから採取した肝臓細胞のためその供給は不安定、③肝臓機能の個人差に起因するロット間のバラツキが大きい、④同一ロットの肝臓細胞の数が少ない等の問題が有り、安定的・再現可能な肝毒性・代謝評価を行うことが困難であります。均質な肝臓細胞の常時供給に対する製薬企業の期待は極めて大きく、その期待に応えるべく本ヒトiPS細胞由来製品を開発いたしました。ヒトiPS細胞研究の早期実用化・事業化の事例としても高く評価されるものと考えます。
 今回の受賞は、大阪大学、医薬基盤研究所、リプロセルがそれぞれの知見、ノウハウ、技術を高次元で連携させ、研究成果をあげた好例として高い評価を受けた結果であります。

 なお、第10回産学官連携功労者の表彰式は9月28日(金)に東京国際フォーラムで開催される「第11回産学官連携推進会議」(主催:内閣府)において行われます。


誘導した肝臓細胞
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