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2011.10.18
【論文掲載】 細胞生理学分野 深田助教らの研究成果が「Development」に掲載

・Fukada S, Yamaguchi M, Kokubo H, Ogawa R, Uezumi A, Yoneda T, Matev MM, Motohashi N, Ito T, Zolkiewska A, Johnson RL, Saga Y, Miyagoe-Suzuki Y, Tsujikawa K, Takeda S, Yamamoto H.

Hesr1 and Hesr3 are essential to generate undifferentiated quiescent satellite cells and to maintain satellite cell numbers.

[邦題] 骨格筋幹細胞の成立・維持にHesr1とHesr3は必須である.

[要約]
 骨格筋は成体の中で、もっとも再生能力のつよい組織です。それを可能としているのが、骨格筋固有の幹細胞である筋衛星細胞の存在です。他の幹細胞同様、筋衛星細胞も通常は静止期・未分化状態で維持されていますが、どのような分子機構により筋衛星細胞が静止期・未分化状態を維持しているかについてはわかっていませんでした。幹細胞の静止期・未分化維持機構の解明は、他の幹細胞研究領域でも最も関心の高い研究課題の一つです。
 今回、深田助教らはNotchシグナルの直接の標的遺伝子であるHesr1とHesr3が両方ない場合に、生後の発達過程で筋衛星細胞が静止期・未分化状態になれない事を明らかにしました。さらに、Hesr1とHesr3が両方ないと筋衛星細胞数が徐々に減少し、骨格筋の再生能力も週齢に従い弱くなっていく事も明らかにしました。ヒトにおいても、加齢に伴い筋量・筋力は低下し、再生能力も衰える事が知られています。この原因の一つとして筋衛星細胞の数や機能の低下が考えられています。今回の成果は筋衛星細胞の維持機構解明の礎となるとともに、加齢に伴う筋衛星細胞の数の減少機構を明らかにするための糸口になることが期待されます。

[備考]本論文はHPのトップで紹介されin this issueでも紹介されています.

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