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2011.07.08
【受賞】 生体機能分子化学分野の博士後期課程2年 松久 幸司氏が第58回トキシンシンポジウムにおいて奨励賞を受賞

・概要
 第58回トキシンシンポジウム (平成23年7月6~7日)
 Clostridium perfringens enterotoxin を利用したドラッグデリバリーシステムの開発
 松久幸司、髙橋梓、角谷秀樹、佐伯理恵、渡利彰浩、近藤昌夫、八木清仁
 奨励賞
 松久幸司(生体機能分子化学分野 博士後期課程2年)
 
 悪性腫瘍の90%が上皮由来であること、病原性微生物の多くが粘膜上皮細胞層を介して生体内に侵入することから、上皮細胞は癌や感染症治療における創薬ターゲットとして注目されている。  最近、上皮細胞バリアを担うtight junction(TJ)の構成蛋白質claudinが癌や粘膜免疫組織で高発現していることが示され、claudinを標的とした癌ターゲティング法、粘膜ワクチン開発の可能性が示唆された。しかしながら、claudinは蛋白質精製が困難であり、抗体を含めたclaudin binderの創製は著しく立ち遅れており、claudinを標的とした創薬研究は遅々として進展していなかった。今回、claudin-3/-4に結合することが知られているClostridium perfringens enterotoxinのC末断片をclaudin binderのモデル分子として利用し、claudinを標的とした癌ターゲティング法、粘膜ワクチン技術を開発した。今後は、これらの成果を踏まえ、claudinを標的とした創薬の顕在化を進めていきたい。

受賞した博士後期課程2年松久 幸司氏
大阪大学 大学院薬学研究科・薬学部
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