HOME > 研究トピックス > 【受賞】 天然物化学分野 博士後期課程2年の河内 崇志氏が第15回日本がん分子標的治療学会学術集会にてポスター賞を受賞
2011.07.04
【受賞】 天然物化学分野 博士後期課程2年の河内 崇志氏が第15回日本がん分子標的治療学会学術集会にてポスター賞を受賞

[受賞学会]
日本がん分子標的治療学会 第15回学術集会 (平成23年6月22-24日)

[受賞者]
河内 崇志(天然物化学分野 博士後期課程大学院生)

[受賞演題]
「低酸素環境選択的がん細胞増殖阻害物質furospinosulin-1の作用メカニズムと構造活性相関」
 ポスター賞

[概要]
 近年、腫瘍内部の低酸素環境に適応したがん細胞が、がんの病態の悪化に寄与していることが報告されています。また低酸素という特殊な環境は、正常な生体内には存在しないことから、低酸素環境選択的にがん細胞の増殖を阻害できる化合物は、副作用が少ない新しい抗がん剤のリード化合物となることが期待できます。これまでに私たちは、独自に保有する海洋生物の抽出エキスライブラリーを探索源にスクリーニングを行い、インドネシア産海綿Dactylospongia elegansの抽出エキスから、低酸素環境選択的にがん細胞の増殖を阻害する化合物としてセスタテルペンであるfurospinosulin-1を見出していました。今回私たちは、furospinoaulin-1が低酸素環境選択的に発現誘導される細胞増殖因子IGF-2を転写レベルで阻害することを明らかにし、さらにアナログ化合物の合成による構造活性相関を検討するとともに、この過程で見出したアナログ化合物が、経口投与で抗腫瘍活性を示すことを見出しました。今回の受賞は、これら一連の研究成果が認められ受賞に至ったものです。

受賞した博士後期課程2年の河内 崇志氏
大阪大学 大学院薬学研究科・薬学部
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-6 TEL:06-6879-8144 FAX:06-6879-8154
Copyright © Graduate School and School of Pharmaceutical Sciences, Osaka University