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2010.07.02
【受賞】 分子生物学分野の修士1年高山和雄くんが肝細胞研究会優秀演題賞を受賞

肝細胞は生体内で薬物の代謝を行う主要な細胞の一つであり、生体内と同程度の機能を有した肝細胞がヒトES・iPS細胞から誘導できれば、再生医療や毒性評価などの創薬への応用が期待されます。そこで我々は、アデノウイルスベクターを用いた遺伝子導入によって、ヒトES・iPS細胞から肝細胞への分化誘導効率の向上を目指し研究を進めています。本学会では、SOX17遺伝子のヒトES・iPS細胞への導入によって、肝細胞の前駆細胞である内胚葉への分化誘導と卵黄嚢を形成する細胞である胚体外内胚葉への分化誘導が生じること、遺伝子導入時期を制御することで、両者の細胞への分化を制御できることを明らかにしました。今後は新たな機能遺伝子を導入することによって、肝細胞への分化誘導効率の更なる改善を行い、数年以内に毒性評価や薬物動態評価に利用できるヒトES・iPS細胞由来分化誘導肝細胞を作製することを目標としています。

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